
シグナル先輩!
この前ボク「格安SIMに替えた!」って自慢したんですが、契約はahamoでした…。え、ahamoって“格安SIM”じゃないんですか?



うん、それは “サブブランド” だね。
しかも「ネット専用サブブランド」だから、いわゆる“MVNOの格安SIM”とは別物。
今日は 大手キャリア/旧サブブランド/サブブランド/格安SIM 4つの立ち位置を整理していこう!
目次
結論!
- サブブランド=大手キャリア直営の低価格ブランド。通信品質は本家級
- 旧サブブランド(UQ mobile/Y!mobile) は 店舗あり、サポート重視で価格は中間
- サブブランド(ahamo/povo/LINEMO) は オンライン専用、最小コストで価格を圧縮
- 格安SIM(MVNO) は回線を“間借り”して最安だが、混雑時は速度が落ちやすい
- 大手キャリア・旧サブブランド・サブブランド・格安SIM、それぞれに向く利用環境が違う
まずは4カテゴリを定義しよう!


カテゴリ | 代表サービス | ネットワーク & QCI | サポート | 1GBあたり料金 (概算) | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|---|
大手キャリア (MNO) | ドコモ/au/ソフトバンク/楽天 | 自社網・最優先 | 店舗あり | 323〜1,826円 又は無制限 | サポート&家族割充実・端末1円販売などキャンペーン豊富 |
旧サブブランド (MNO) | UQ mobile/Y!mobile | 親キャリア網・高優先 | 店舗あり | 591〜810円 | ライトユーザー向け割安プラン |
サブブランド (MNO) | ahamo/povo/ LINEMO | 親キャリア網・高優先 | オンラインのみ | 93〜99円 | eSIM即日発行・大手回線品質・サポートはオンライン |
格安SIM (MVNO) | 日本通信SIM/IIJmio/mineo など | 借用網・低優先 | オンラインのみ | 49〜71円 | 最安水準・昼休みに速度低下・サポートはオンライン |
料金は2025年7月現在の公式通常価格。キャンペーン除く。



大手キャリアとサブブランドは自社回線を持つ「MNO」は回線が早くて安定。
格安SIMは回線を借りて通信する「MVNO」で回線は時間帯によって不安定。でも、めちゃくちゃ安い。
こう覚えると良いよ!



大手以外「格安SIM」と思っていたニャ!恥ずかしい…。
MNOとMVNOで明確な違いがあるんですね!
どんな人に向いている? 4タイプ別“おすすめ利用シーン”
利用シーン / 重視ポイント | 大手キャリア | 旧サブブランド | サブブランド | 格安SIM |
---|---|---|---|---|
昼休みも動画を滑らかに見たい | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
端末セットを1円〜で買いたい | ◎ | ◎ | × | × |
店頭で相談したい/音声で安心したい | ◎ | ◎ | × | × |
家族・固定回線とセット割を極めたい | ◎ | ◎ | △ | × |
月額をとにかく下げたい | ✕ | △ | ◎ | ◎ |
デュアルSIMで“いいとこ取り”運用 | △ (推奨:楽天のみ) | × | ◎ (推奨:povoのみ) | ◎ |



ボクは月20GBくらい使うけど、手続きは自分でやるからサブブランドか格安SIMが良さそうニャ!



うん、ネットでの手続きに抵抗がなくて利用するデータ使用量も把握できているならサブブランドか格安SIMが最適だね!



でも、サブブランドと格安SIMの違いがいまいちわからないニャ…。
「回線を借りる」とどんな違いが生まれるんですか?



ざっくり言えば、差が表れるのは「サポート」と「料金」だよ。
仕組み部分について次は深ぼっていくよ!
“安く見える”カラクリ ― 店舗コストと割引の回収構造
詳しくはこちら↓
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店舗コストが月額に反映されるロジック
- 店舗1店あたり年間数千万円規模の固定費が、最終的にユーザー通信費へ転嫁される
- オンライン専用サブブランドが安いのは、この固定費ゼロが最大要因
キャンペーン・家族割は“フロントエンド”戦略
- 端末1円販売:端末の赤字は月々の通信料で回収
- 家族割・光回線セット割:囲い込みで解約ハードルUP(ダークパターンあり)
- ポイント還元:販売奨励金は最終的に通信料へ上乗せ
結果、トータル支払額で見るとサブブランドや格安SIMの方が割安になるケースが多い。


速度と優先度 ― “昼休み遅い問題”はなぜ起きる?
- QCI(優先度):大手/旧サブブランド/サブブランド=7〜8、高い帯域保証
- 格安SIM=9 → 混雑時の帯域確保が難しい
- 実測サイト「みんそく」:12時台、MVNOは数Mbps、サブブランドは25Mbps超


まとめ
- 4カテゴリを混同しない:大手キャリア/旧サブブランド/サブブランド/格安SIM
- 旧サブブランドは店舗サポート付、サブブランドは店舗レスでさらに低価格
- 格安SIMは最安だが混雑時の速度低下がネック。使い方次第で恩恵大
- 割引の裏側を理解し、総支払額で判断することが通信費節約のカギ
- デュアルSIM(MVNO+povo待機) がコスパと安心を両立する裏技
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・仕組みを理解する
・目的から手段を考える
これがこのブログのコンセプト!
これからも現代のスマホ通信の世界にズバッと切り込んでいくからよろしく!
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